2つのやめさせ方

やめさせ方

あの人やめてくれないかなぁ・・・

はじめまして、TKです。
初回のテーマは2つのやめさせ方です。

“やめさせる=退職”となっている人が多いのではないでしょうか?
退職だけがやめさせるの本質では無いと考えます。
ここでは2つのやめさせ方について紹介します。
また、どのように向き合っていくかについても書いていきたいと思います。

この記事はこんな方におすすめ
・モンスター従業員に悩まされている
・とにかくやめさせたい従業員がいる
・やめさせるべきか指導すべきか悩んでいる

2つのやめさせ方

①契約的なやめさせ方
②行動的なやめさせ方
私はモンスター従業員にはこの2つのやめさせ方が効果を発揮すると考えています。
それでは具体的に見ていきましょう。

①契約的なやめさせ方
これはいわゆる退職ですね。みなさんが想像してるままのものです。
簡単に書きましたが、ここに持っていくのも非常に労力がかかり、時間とお金と心を消費します。
それでも時には双方の合意のもと退職に持っていく、もしくは解雇をする必要があると思います。
このやめさせ方の本質は”排除”にあり、組織から異物を徹底して取り除くときに実行を検討する必要があると思います。

②行動的なやめさせ方
こちらは本人との雇用関係を終了させるのではなく、行動の変革を促し、これまでのモンスター従業員としての行動に終止符を打ってもらうことです。
ここに至るまでには、かなりの地道な作業と根気強さ、精神的負担、自身の成長、諦めの心、そしてお金と時間が必要になります。
こちらの本質は”変革”です。長いスパンでチームをより強固なものを目指すときに検討すべきと思います。
自身にMっ気があるのであれば積極採用すべき方法です。

メリット

①契約的なやめさせ方
・その従業員と会わなくていいというストレスフリー
・無駄な時間を消費しなくて済む
・他の従業員への悪影響を早い段階でなくせる

②行動的なやめさせ方
・人員の補充が不要
・知識、スキルを持っている従業員の離職を防げる
・自身の大幅な信頼回復(ことがある)
・組織の団結力が強まる(ことがある)

退職いただくと最大のメリットはその方へのストレスが無くなることに尽きると思います。
行動的にやめてもらうメリットは団結力と信頼関係の強化にあります。ですが、これは運要素が絡んでいます。
行動の変化のある無しに関わらず、既存の従業員や新規で採用する従業員によっても結果は違ってきます。その分うまくマッチしたときはチームの成長速度は一気に加速します。

デメリット

①契約的なやめさせ方
・人員の補充が必要
・不当解雇、パワハラ等の訴えの発生
・人事評価ダウン

②行動的なやめさせ方
・必ず行動をやめるわけではない
・多くのリソースを割く必要がある
・本来集中すべき仕事が出来ない
・モンスターが勘違いする
・パワハラ等の訴えの発生

どのやめさせ方にもパワハラ等で会社もしくは労基署に相談が行く危険性があります。
更に契約的なやめさせ方だと、会社の人事評価ダウンに繋がる可能性も出てくる企業もあるかと思います。
行動的なやめさせ方はとにかく消耗します。なのに問題行動が改善されないこともザラにあります。
どちらのやめさせ方にしても消耗するのは明らかですが、特に行動的なやめさせ方は、自身もですしチーム全体が消耗することがあります。

どちらのやめさせ方を選ぶべきか?


一概にどちらかを選ぶは、はっきり言うと“ありません”
ここまで来て、それかよって感じですが、それなんです。
じゃあどうするのか?やめさせ方を両方やるか諦めてそのまま働くか、です。

たとえどんなにモンスターな従業員でも、その方はもともとはこちらが採用し、これまで働いてくれた大切な従業員の一人です。
まずは行動の変化を促すために、向き合い、理解し、その上で求めている行動について合意する。それでもだめならお別れという決断をする。
それもまた、管理職の重要な決断です。

辛く面倒くさい仕事ですが、その方が行動を変化させ、組織・チームと価値観を合わせることが出来れば、それが一番の結果です。
当たり前のことですが、理解していても難しいですよね。
今後はそんな難しいことを、どのように実践していくのか?
私の実体験を交えながらお伝えしていきたいと思います。

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